熱中症について正しく知り、
いざという時のために備えましょう!!
昨年の熱中患者は約4万4千人で
特に8月は2万人を超えています。
また、65歳以上の高齢者は体力低下により
熱中症にかかりやすいといわれているため
特に注意が必要ですね。
徐々に暑さが落ち着く9月も油断は禁物なのですよ!
■熱中症になりやすい場面を知りましょう
・炎天下の屋外
散歩や草むしり、自転車に乗っている時
バスを待っているなど何気ない
日常生活の中でも要注意です。
・室内でも要注意!
エアコンをつけずに窓を閉め切っていると
室内は高温多湿になって、
熱中症の危険が高まります。
■熱中症の予防と対策を知りましょう
1生活環境の工夫
・エアコンと扇風機の活用
エアコンと風は直接当たらないようにし、
扇風機で冷気を循環させましょう。
・室温と湿度
日差しを遮ったり風通しをよくすることで、
室温と湿度が高くなるのを防ぎましょう。
2バランスの良い食事
・積極的に摂りたい栄養素
ビタミンB1-疲労回復(豚肉や大豆など)
ビタミンC -暑さに対する抵抗力を高める
(オレンジ、ブロッコリー、ほうれん草など)
・食事の工夫
暑いからと言って冷たい食事や
飲み物ばかりだと胃腸への負担が増すので、
ほどほどに!
(例)朝ご飯でみそ汁を飲む
温かい物+塩分を摂取
3外出時のポイント
・日差しを避けましょう
帽子や日傘を活用します
日陰を選んで歩く
信号待ちやバスの待ち時間も日陰へ
■いざというときに冷静に対処するために~
知っておこう!
・熱中症のサンイ
①めまいや顔のほてり
②こむら返りなど筋肉のけいれん
③体のだるさや吐き気
④汗のかきかたがおかしい
➄体温が高く、皮膚が赤いなどの異常
⑥呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
⑦自力で水分補給ができない
などなどがありますね。
・熱中症かな?と思った時の応急手当法
①すぐに医療機関へ相談し
または救急車を呼びましょう
②涼しい場所へ移動したり
風通しの良い日陰やクーラが効いた室内などへ
③衣服をゆるめて体を冷やします
(首筋や脇の下・足の付け根など)
④塩分と水分の補給を
おう吐の症状、意識がない場合は、
ムリヤリ水分を飲ませることはやめましょう
また、熱中症には熱けいれん、熱疲労、熱射病
の3つがあるわけで。
体温は脳の視床下部(ししょうかぶ)
で調整していてこの働きが
高温の環境に追いつかなくなって
体温が上がって行くわけですね。
体は体温を下げようとして大量の汗をかくので
水分が失われて、脱水症状をおこすという
しくみなんですよ。
日陰に隠れても起こることがありますので
油断大敵なんですね。
以上のことを普段からよく心がけて
子供さんやお年寄りの方・家族、隣近所の方々
その他多くの皆さんにも気をつけて頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。