C型肝炎ウイルスに患者待望のゴールが見えた!?

ある朝のこと、目が覚めると枕元に
小さな袋が置いてありました。

不思議に思い開けてみると、
中には見覚えのある猫のシール。

そしてたどたどしい文字で
「◯◯◯ねえねえ、
いつもあそんでくれてありがとう」

と書かれた手紙が添えられていました。

思い返すと、前日に7歳の姪と買い物に行った際

「これ、かわいいね」と

二人で眺めたものでした。

姪がこっそりそのシールを買ったものの
恥ずかしくて直接渡せず、

サンタさんの真似をしたのでしょう。

不器用ながらも、私の好きな色のリボンで
丁寧に結ばれているその包みから

私を喜ばせるために一生懸命考えてくれた
様子がつたわり、

胸が熱くなりました。

同時に、自分は姪のように周りの大切な人たちへ
感謝の気持ちを素直に伝えられているか、

笑顔にすることができているだろうか、
と考えさせられました。

友達を元気づけたい時、家族の健康を願う時
何気ない日常の中でも、相手を想えば

出来ることはたくさんあります。

私も周りの人の気持ちに寄り添い、
大切な人たちに喜びをプレゼントできる

そんな女性になりたいとおもいます。


最近、C型肝炎検査を受けましょう!

といったテレビCMをご覧になった方が

多いのではないでしょうか。

驚くほど治療進歩は目覚ましく、

飲む薬だけで

9割近くの方が治癒を

目指せるまでになったC型肝炎について

お話しします。

C型肝炎ウイルスが発見されたのは

1989年で、当時原因不明とされていた

肝炎患者さんの多くが、

実はC型肝炎ウイルスに感染による

ものだったのです。

日本におけるC型肝炎ウイルスの

持続感染者は190万~230万人と推定され

現在、我が国では年間3万人の方が肝臓がんで

亡くなっていますが、

その60%はC型肝炎ウイルス感染者です。

ウイルス自体は血液を介して感染するため、

C型肝炎ウイルスが発見される以前に

輸血や血液製剤、注射針の使いまわしなどで

感染した方が多いと見らと考えられています。

現在、このような原因で感染する事はなく、

新規に感染する原因としてピアスや刺青

覚せい剤などの回し打ち等が挙げられます。

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるように

C型肝炎ウイルスに感染しても

初期に症状はほとんどありません。

そのため、感染に気付いていない方が

多いとされ、またC型肝炎患者の3人に1人は

感染を知りながらも医療機関を定期受診せず、

病態が進行した状態で発見されることも

少なくありません。

初期は症状がなくても70%の割合で

肝炎が持続し年単位で肝線維化が進み、

やがて肝硬変、肝臓がんへと

段階的に進展していきます。

そのため、C型肝炎ウイルス感染がわかれば、

症状がなくても早期に治療を含めた検討が

必要になるのです。

C型肝炎の基本的治療は、

ウイルスを体内から排除すら抗ウイルス療法で

今まではインターフェロンという

注射薬が主体でした。

1992年当初のインターフェロンによる

除去率は3割に過ぎず、

Ⅰ型高ウイルス量といって

難治性C型肝炎においてはわずか5%と

惨憺たる成績でした。

また、発熱、頭痛、倦怠感、血球減少、

うつ病、肺炎といった副作用に苦しまれ

治療を中断される方、導入すらできない方が

多いのが現状でした。

近年、C型肝炎ウイルスに直接作用する

飲み薬が開発され、インターフェロンを

使わないことからインターフェロンフリー

治療と呼ばれます。

我が国では2014年に導入以降、

すでに複数の薬剤が承認され更なる新薬が

続々と開発中です。

すでに肝臓がんを発症されてい方、

重度の肝硬変に至っている方や

一部の合併症、危険な組み合わせとされる

薬剤を飲んでいる方は適応になりませんが

今まで抗ウイルス治療を締めている方が

治療出来るようになってきています。

治療期間は薬剤により異なりますが

12~24週間で、

通常は外来通院で副作用に注意しながらの

内服加療になります。

そして、治療終了半年後に血液からウイルスが

検出されなければ、治療成功と判断されます。

現在、インターフェロンフリー治療による

ウイルス除去率は90%を

超えるまでになっており、

今後は更なる適用拡大、ウイルス除去に

失敗した方への再治療が問題になると

考えられます。

最後に注意しなければならない事として、

「C型肝炎ウイルス除去=完全治癒」と

誤解してはいけないことです。

ウイルスを除去することで肝臓の線維化進展や

発がんの危険性が大きく低下しますが、

すでに痛んでしまった肝臓の発がん率が

ゼロになるわけではないのです。

そのため、規則正しい生活及び定期的な通院が

生涯必要であることを忘れてはいけなせん。

C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、

保健所や医療機関での

簡単な血液検査でわかります。

これまで肝炎ウイルス検査を受けたことが

無い方は是非一度検査を受けてみましょう。

最後までお読み頂きまして

ありがとうございます。

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